2009/09/21

海と毛糸玉

海見たき日やまつしろの毛糸玉  大井さち子
アタマのなかの、思いのなかの、あるいは記憶のなかの海と、白くて丸い毛糸玉の照応。読むときの気持ちよさや言葉の作用から受け取る刺激について、いつものことながら、語るべきことはほとんどない。

掲句は『秋の椅子』(2009年9月・邑書林)所収。作者は1960年生まれ、「鷹」同人。

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