十二月某日
週刊俳句・第296号に「近恵 ひとり落選〔×4〕展」、今年1年、落選した4作品、計120句を一挙掲載。
そのうち自分も参加したことがあって親しみのある「豆の木賞」落選作品「まばたき」20句をまず読む(豆の木賞は互選。1人6点持ちで3作品以下に点を割り振る)。
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2012/12/4_5879.html
えっ? これ、いいじゃないですか。豆の木賞を受賞しなかったんですね。
出だしの4句がいいし、全体に、いい。ポニーテールの句と人形の句と稔り田の句以外はぜんぶ、悪くない(褒め言葉です。ちょっと上から目線になっちゃってますが、そこは気にせず)。《膨らんだ桔梗朝を待っている》は「きちこう」と読ませるから、こうなるんでしょうけれど、「ききょう」なら、いろいろと改稿が進みそうです。あとは「膨らんだ」の「だ」はどうなの?とか、いろいろ。
落選の理由を考えると、ご本人が自覚されているだろうと思いますが、コレっていう一句がない感じでしょうか。それにしても、私にはじゅうぶんに愉しい20句でした。
虫の夜の電柱ことごとく斜め 近恵
来年の「ひとり落選展」は、ぜひ120句超えを、と。
十二月某日
山田露結句集『ホームスウィートホーム』の附録「裏悪水14句」で解説を書かせていただいた、その肩書が「ウラハイ=裏「週刊俳句」運営管理人」とあるのを見て、「とうとう週刊俳句をクビになったのか?」との問い合わせが…。「とうとう」は余計ですよ、と答える。
十二月某日
くにたち句会。いつも利用させてもらっているキャットフィッシュが「はがきゑ展」ということで、急遽、句会場所をロージナ茶房に変更。
句会後は、角上魚類で買ってきたお刺身やら博多華味鳥からいわゆる「お取り寄せ」(ぷっw)の水炊きやら、果ては白いご飯に柚子ちりめんをかけたのやら、いろいろ、悪魔のように食す、ワインやら日本酒を飲す。
句会後は例によっていろいろな話題に。「××の犬か!」という言い回しが流行の兆し。来年は「俳壇の犬」「結社の犬」「××誌の犬」という呼称を、当該の俳人に積極的に用いたい所存。
十二月某日
中野のルノアールで年に4回の句会に。河童や尻子玉といった句がどっと出てくる、ちょっと変わった句会。
十二月某日
スチューベンという青森産の素晴らしく甘い葡萄をいただく。至福。
2 件のコメント:
取り上げていただきありがとうございます。
〉来年の「ひとり落選展」は、ぜひ120句超え
なんと!年末大放出!!
…いやいや、死ぬまでに一回くらいは受賞作品どすえ~とかって発表してみたいものでございます。
受賞したら、賞金でパ~っと行きましょうぜ。
(どれが高いの?)
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