猫、とりわけ仔猫は好奇心旺盛なものなのだけれど、この冬、わが家に暮らしはじめた黒い仔猫(♀)は、ちょっと並外れて旺盛。猫見知りもせず、先輩猫に飛びかかって抱きついて舐め回して、そのたびにうざがられ、叱られるのだが、猫たちにかまうことをいっこうにやめない。真似もしてみる。先輩猫がらくらく飛び上がる場所へ、自分もできると思うのだろう、飛び上がり、届かず、落ちる。人見知りもしない。歩いていると、こちらの足を前肢で、ちょんちょんと、「ねえねえ」とでも呼びかけているかのように。つまり、今回の黒は、並外れて、かわいい。
歩き出す仔猫あらゆる知へ向けて 福田若之
写真機に近づいてくる子猫かな 対中いずみ
好奇心とか〈知〉への志向というのは、世界(自分のまわりぜんぶ)との恋愛みたいなものだから、しばしば媚態をともなう。媚態のみがキュート、というわけではぜんぜんないんだけどね。
ラヴ&ピース!
≫黒い子猫のいきさつ
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