2008/10/03

蝉がセミヌード? どこで笑えと?

滑稽俳句協会なるものが設立されたとか(↓)
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092701000109.html

記事の冒頭、こうある。
「蝉殻をぬぎつつあればセミヌード」。この句にニヤリ、クスリとしたあなたはどうぞ入会を。

協会設立の趣旨はよろしいのでしょうし、私自身、俳句の滑稽味を大いに楽しむタイプ。他人様の為されることに水を差すつもりもない。

だが、この「蝉殻を」の句を滑稽と言い、これを滑稽俳句と呼ばれてしまうと、すごく困ってしまう。泣きたくなります。

俳句愛好者として、残念でならない。俳句の滑稽とは、こんなもんじゃない、もっともっとおもしろいものなのに、なあ、と。

知らない人がこの記事を読んだら、「俳句の滑稽って、この程度か」と思うだろう。それがくやしい。

記者が適当に挙げた句に過ぎないにしても、です。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

八木健さん、というのはNHK俳句の地味な裏方もしていた記憶があるので、個人的には評価を留保したいが、「殻をぬぎつつあればセミヌード」だけを取れば、馬鹿野郎。

亀田虎童子レベルまで行ってから俳句の滑稽さを云々してほしいという気がするが、駄洒落は、俳句ではない。「滑稽俳句協会」って、俳句で「協会」と名乗る事自体が野暮に限りなく近い滑稽というのがなぜわかんないのかねえ。

  この蜂でなけれど蜂に恨みあり 虎童子