昨日読んだのが「二大政党制は時代遅れ?「政権交代」の先にあるもの――あるべき政党政治とデモクラシーとは」。その締めが…
丸山眞男の言葉を借りれば、政治とは「悪さ加減の選択」にしかすぎません。政治に過大な期待をかけないこと、政治でもって世の中すべてがよくなると思わないこと、自分の実存を政治に明け渡さないこと。でも社会の利害を調整するために必要な営みとして政治を捉えて声をあげていくこと。きわめて当たり前のことのことですけど、でもこれが実は一番難しいんですよね。「政治不信」という語が頻繁に使用されるのを、なんだかヘン、とずっと思っていた。選挙のとき、政治家もマスコミも、政治不信を嘆き、「信頼を取り戻す」と言う。こっちからすれば、それはぜんぜん違う。「え? 政治を信頼・信用していいの?」という感じ。信頼なんてしちゃあダメでしょう。
悪さ加減の選択。そういうことなんですね。すっきりした。
0 件のコメント:
コメントを投稿