2012/07/15

某日日記 亀十ほか

七月某日。

憲武画伯が近々引っ越すことになり、ついては狭くなるその部屋に収納しきれそうにない絵と額縁を預かってもらえないかという、前々からあった相談、「あいよ、うちも広くはないが、どこかに押し込んでおくことはできるだろう」と、これはyuki氏が答えたもので、いよいよ憲武画伯の旧宅へのクルマを走らせる夜。

言問通りのここを右折という、その目印のガソリンスタンドが消え(不景気なご時世ですな)、勘を頼りに曲がった角がちょうど正解。飼い猫のランちゃんに、じゃあちょっと行ってくるね、と。

額縁を積み込み、画伯、yuki氏、私の3人で西へ。晩御飯でも、と、甲州街道のイタリアンなファミレス。ジローという私たちの年代には懐かしいレストラン(御茶ノ水にあったよね、憲武さん、画材屋のレモンとかもよく行ったでしょ? ああ、やっぱり)の新業態店。

そのうち雨が降り出した。3人いっしょに荷を下ろすつもりだったが、濡れたら悪いのでそれは明日の作業にして、画伯を最寄り駅の武蔵小金井まで送って差し上げる。

で、憲武さんからいただいた浅草・亀十のどら焼。これだけの量を私が全部食べたら確実に死に至るので、各所におすそ分け。ひとつは夫婦(めおとと読む)で、はんぶんこして食す。

憲武さん、ありがとう。うまい。

七月某日。

yuki氏の生徒さんのピアノ発表会が近づく。今年もピアノ先生4名で8手ピアノの演奏、その練習が階下から聞こえる。

七月某日。

ウェブサイト「スピカ」での一日一句「虫の生活」(≫ link )が折り返し点を迎えつつあり、何日分か先に入れている原稿の、その短文ネタに詰まる。詰まりまくる。テーマは決めていないので、何を書いていいようなものの、やはりそこは考えてしまい、それでも、なんとか頭をヒネる。途中、もう少し物騒なことを書いたほうがいいのか、とも考えたが、今回は穏当な流れで。

七月某日。

ウラハイに「おんつぼ Love of Life Orchestra」(≫ link)を書く。懐かしい音だが、CDの音(YouTubeの音)は、当時聴いていたビニール盤の音とは違う。

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