あたたかな橋の向うは咲く林 宮本佳世乃〔**〕
森と林の違いは、木の本数ではないようですね(なるほどという説明≫こちら)。
あたたかな光に満ちた橋の向うは、諸々の美しい花が咲く林。こう読んでくると、〈あたたかな橋〉は天国への入口のような、あるいは彼の世と此の世を結ぶ、能の橋掛かりのような不思議さを帯びてくる。(相子智恵)
http://hw02.blogspot.jp/2016/05/blog-post_9.html
「父方」という出自=時間にも、「向う」という距離にも、シャグリラ感。花の威力でしょうか。
〔*〕野間幸恵『WATER WAX』(2016年1月/あざみエージェント)より
〔**〕『オルガン』第5号(2016年5月)より
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