どこで切れているのか判断のつかない句があります。
ハリウッドザコシショウみたいなものです。ハリウッドまではいいとして、ザコシ/ショウ? ザコ/シショウ? ザ/コシ/ショウ?
昨日の記事にある《絶対電柱少女ぎしぎし歩く 大畑等》は、
絶対電柱///少女/ぎしぎし歩く
なのか?
絶対電柱少女/ぎしぎし歩く
なのか?
どこで切れるのかわからないときは、句がいちばん良い状態になるように切る、が基本です。ただし、それに正解はないかもしれない。読む者が決めるしかないところもあります。
私は、《絶対電柱少女》と、ひとたかまりに読みます。絶対安全剃刀(高野文子)みたいな感じ。
でもね、どこで切れるかは、やはりわかるようにつくること。それもだいじだと思います。
いわゆる山本山(上五と下五を入れ替えても通用してしまうカタチ)、助詞の省略などからくる「どこで切るのかわからない問題」は、初歩技術の問題ですから、上の例とは、また違うのです。
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