俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2016/10/25
■虫と回廊 続・西橋美保歌集『うはの空』
西橋美保歌集『うはの空』をたのしんでいる。少しずつめくるページがどれもいい。
秋らしい2首をあげると、
虫かごのなかで羽化せし姫ぎみの髪のすらりと長き触覚
西橋美保
風が地球に鳥を吹き寄せたのだらう星と星とをつなぐ回廊
同
うっとりします。
ところで、前に紹介した
夢の歌
とはすいぶん肌合いが違う。聖俗の幅が大きい。これは、いいことです。句集にも、それが言えたりもする。人って、意外に幅広く暮らしていますから。
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