2017/03/02

■まだ届かない首 徳永怜の一句

ディアゴスティーニそろそろ届く僕の首  徳永怜

ディアゴスティーニはいわゆる週刊百科/分冊百科(業界ではパートワークと呼ぶ)で知られる会社。

ぜんぶ届いたら「僕」になるのか、別のモノになるのか。とにかく、「僕の首」がまだ届いていないというこの状況が素晴らしい。首のない人間を描くに、まこと秀逸な設定であります。

『川柳木馬』第150・151号合併号(2017年1月)より。

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