2017/07/23

■いまさらですが、祝フラカン

昨晩のフラカン・パーティーは、いい雰囲気でした。

食べ物も美味しかったし、出席者は、この夜の主役・小津夜景さんと愉しい時間を過ごした(と思います)。



ところで、小津夜景『フラワーズ・カンフー』の歴史は「手のひら返し」の歴史でしたね。

俳壇(大笑い)の、俳句世間の、版元の。


小津夜景の名も『フラカン』も、知らないし、注目もしていなかった。ごく一部を除いては。

出版されると、ネット上でレビューが頻発(わいも書いたで)。それでも、みんな、あんまり知らない状態が続き、やがて、『俳句』誌の鼎談で結社主宰2人が取り上げて、この頃から、いろんなところで手のひらが返り始める。

で、田中裕明賞。これで「手のひら返し」のクライマックス。

読んでもなかった人たち、贈呈されながら頁をめくりもしなかった人たちが、受賞を知ったとたん、賛辞を送り始める。ギャグですか?

俳句世間の評判、エラい人や他人の評価、受賞、どれも、句集と自分(読者)の関係にとって、まるっきりどうでもいいことないのにね(好きなものは好き)。


というわけで、今夕でかける田中裕明賞受賞式@飯田橋では、上に書いたようなことは、ひとことも口にせず、上機嫌で談笑し、飲み食いするつもり。

では、行ってまいります。

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