2020/09/20

■週刊俳句・700号を迎えて

≫週刊俳句・第700号
http://weekly-haiku.blogspot.com/2020/09/7002020920.html

第600号と何が違うかというと、1000号が見えたこと。

感覚レヴェルですけどね。

週俳創刊の頃、「1000号」という数字を口に出していました。号数が三桁の俳誌はたくさんありますが、四桁はめずらしいのではないか。そんな程度の発想です。

1000号は、月刊なら84年かかる計算です。調べてみると、『ホトトギス』はこの9月号で第1485号。すごい。

ともかく、この「1000」という数字、この第700号まで来ると、ちょっと見えてくる感じがするから、自分で不思議です。第699号までとは実感がまるで違う。

第1000号は何年先の何月か。その計算は、しないでおくことにします。とてつもなく先のことかもしれないので。


第700号がアップされるまさにそのとき、土曜日の24時。私は寝てしまっていて(早起きが身に付いて、ときどき24時を待たずに眠りに落ちてしまいます)、700号記念の記事も書けず仕舞い。せっかくなので、ここに創刊以前のことをひとつ。

創刊は2007年4月ですが、アイデアが生まれたのはその半年以上前です。数人に声をかけ、mixi(時代ですねぇ。なつかしい)にコミュニティをつくり、まず誌名について語り合いました。候補はほとんど忘れましたが、「俳句エッグ」というのは憶えています。それにならなくてよかった。

創刊は2006年秋を考えていましたが、私の個人的事情で半年延期。私一人でとりあえず始めるというローギア発進。ほどなく複数当番になりましたが、そのへんは予定どおり、というか目論見どおりでした。

創刊当初、俳句作品の掲載がなかったのは、創刊の背景の一つに「俳句が読まれない」「みんな作るばかりでぜんぜん読まねえなあ」というのがあったから。週俳は「もうちょっと俳句を読みましょう」運動でもあったわけです。

そのうち川柳と俳句の競詠が登場。それをきっかけに俳句を載せるのも、まあいいか、という空気に。

そのへん、ヒトケタからフタケタのバックナンバーをあけると、なかなかおもしろいかもしれません。


当時は「インターネット俳句」なる語もあって、ウェブ上の俳句関連サイトは、なんだか新しいもの、なんだかリアルに対抗するものとみる向きもありましたが、新しい気もないし、なにかに対抗する気もない。

媒体ではなく、「場」、というのが、めざすところ。

求心力は不要というより邪魔。遠心力は欲しい。

このあたりはくりかえしいろいろなところでしゃべたり書いたりしました。


そろそろ大きな変化、大きなテコ入れが必要かもしれない、と考えてはいるものの、なかなか腰は上がりません。まあ、これまでどおり、流れに任せて、力を入れず、いい意味でテキトーに、続いていくといいなあ、と、思ってますよ。

ラヴ&ピース!


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