風がはじまる理容はらだのお顔剃り 北村幸子
解説によれば、姫路吟行での一句。
これで思い出すのは、週刊俳句(2016年7月10日号)での特集「BARBER KURODA」。
はらだとくろだは違うんだけど、同じ姫路だしね。
で、理容はらだを調べてみると、ありましたありました(≫画像)。この道(みゆき通り)、じつは私、千往復以上はしているのですが、大昔のことなので憶えていません。ですが、店のファサードの既知感・既視感たるや、そりゃあもう色濃い。
なんの話をしているのかわからなくなりましたが、掲句、出だしの《風がはじまる》から、後半、なんともいえぬ脱力へ。落差がたまらない句。
ああ、姫路にも行きたい、というか帰りたいなあとも、一瞬思いましたが、とうぶんかなわないのでしょうね。コロナな世情。
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