2016/01/19

■下6がうみだすグルーヴ感

鶏頭の咲く夜があつて泣きたくなる  中山奈々

下6がいい。上5から中7のテンポ感を「て」が受け止めて、「泣きたくなる」でリズムに変化がついています。


なお、6音ならなんでもいい、ってわけじゃないですよ(為念)。意味もあるし、音(nakitakunaru)もある。

掲句は『しばかぶれ 第一集』(2015年1123日/邑書林)より。


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