鈴懸は何科ならむと植物の圖鑑開けばスズカケノキ科
イギリスの槲の木(オークツリー)はわが國のヨーロッパ楢すなはちナラ科
多田智満子『遊星の人』(2005年/邑心文庫)の冒頭は、こんな2首。
ちょっと奥村晃作っぽくもある。
すると、やがて、
唇に子音の泡をふやしつつ語りてやまぬアラブ靑年
意味不明ながらたのしむさわさわと子音母音の波のたかまり
音/声の出来事/風景への展開があったり。
ページをめくる指と読む眼球のすこしの力で、自分のなかにいろいろなことが起きる。本って、すごいですね(って、ものすごくあたりまえのことをゆってる)。
ラヴ&ピース!
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