「大富豪というところが凄いじゃないですか!」と竹丸くんが言う。バットマン物語の設定のことを言っているのだ。
「ダークナイト」というバットマン映画の最新作(2008年)では、自宅ビル(自社ビル)最上階にバットマンの装備一式があった。
「日本でいえば、六本木ヒルズの最上階にバットマン基地があるようなもんですよ!」と竹丸くんは続ける。
そう聞くと凄さが減退するような気もするが、たしかに、バットマンは誰に雇われることもなく、ポケットマネーで悪と戦っているわけである(うまく会社の経費にしているフシが、あの映画にはあったが)。
「日本だと、ウルトラ警備隊ですからね。ぜんぜん違いますよ」
なるほど、ウルトラマンは異星人だから別にして、ウルトラ警備隊はきっと公務員なのだろう。バットマンとは立場が違う。
違う話だから設定が違っていて不思議はないのだが、それ以来、「ウルトラ警備隊=国家公務員」という当たり前のような、どうでもいいような事柄がアタマから離れず、困った。
ところで「ダークナイト」では、2隻の船(一般市民の乗った船と囚人の乗った船)が互いに爆破装置をもつハメになり、結局はどちらにも爆破はなく被害者は出ず、という結末について、観た人の意見が是か非かで分かれているようだ(こう聞いてわからない人はレンタルで観てください)。私はあの部分は「甘い」と思う。観ながらシラケてしまった。
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