2009/08/17

ネット上の「私」

コメント欄が活発化することのほとんどない「週刊俳句」がめずらしく騒がしい。議論の展開や内容とは別に、不思議に思うことがある。コメントする人の「自己表明」のあり方が、三層に分かれていることだ。

現時点で…
A 佐藤文香さん、山口優夢さん、sumakoさん、猫髭さん:名前を出して語っている
B シキさん:佐藤さんと知り合いのような口調が随所にあるが、匿名
C キノコ さん、春休さん、peeweeさん、匿名さん、謝謝さん:どこの誰かがわからない匿名

※sumakoさんはハンドルネームだが、過去から一貫して固定。渡部州麻子さんと認識している(間違っていたら御容赦)
※B:「シキ」というハンドルネームがヒントなのかも、です。
※Cは私の判断範囲。

ふつう掲示板には三層もの「自己表明」が同居することはあまりない(例;2チャンネルは基本的に匿名ばかり、俳句掲示板の多くはハンドルネームを使っていても、身元が知れている)。

週刊俳句はその点変わっていて、騒がしくなるたびに(たしか古くは「十二音技法」のとき)、三層になる。

なにということもないのだが、こういう多層は、議論の秩序がどうしても生まれにくい。

2チャンネルのあの独特の秩序(あんまり知らないけど)を思うと、ネット上の空気、秩序の醸成は、匿名・非匿名では割り切れないようだ。

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