2009/08/07

×ガーリー ○ガーリッシュ

「ガーリー」ではない。「ガーリッシュ」じゃなきゃダメ、だそうです。序文のそれを読んで、納得。

千野帽子『文藝ガーリッシュ』(河出書房新社・2006)

紹介された69篇のうち、既読は、尾崎翠「第七官界彷徨」(大フェイバリット:ご多分に漏れず)、森茉莉「甘い蜜の部屋」、久生十蘭「キャラコさん」の3篇のみ。たった(!)3篇のみ。自分がその手の文学少女ではなかったことをあらためて実感。

端から全部、とまでは言わないが、「いますぐ読みたい」ものだらけ。ワンダフルなブックガイドでした。


3 件のコメント:

篠 さんのコメント...

こんばんは。
ほんとにナイスなラインナップですね。私も読みたくなりました。
既読は10編でしたが、内容を忘れてしまっているものも多数。ここに挙げられた小説は読んでなくても、その作家のほかのガーリッシュな小説を読んでいる、というのは結構あります。ガーリッシュ度、けっこう高いかもw
もっともカルトな1編は木々高太郎の『わが女学生時代の罪』でしょうか。ああいうのを喜んで読んでいた時期、あるなあ(^_^;)

tenki さんのコメント...

おお! 10篇!

篠さんのほうが3倍以上、「その手の文学少女」ということですね。

篠 さんのコメント...

>「その手の文学少女」

自分ではどうなのか分かりませんが、そうなのかもしれません。でも「第七官界彷徨」も「甘い蜜の部屋」も読んでないんですよ。「第七官界彷徨」は本を持っていて未読でしたので、引っ張り出してきました。読もうと思います。
キッカケをいただきました。ありがとうございます。