2009/08/26

ふんどし俳句

そのネイテイヴィズム(土俗主義?)、そのあたりを俳句で、ってのが、ご存じのとおり金子兜太なわけですよね。

いわば「ふんどし」です。

  みちのくの柚子ほどの艶ふぐりに欲し 兜太『両神』

でも、世の中のこのところの流行り(大衆の、とりわけ若年層の選好するテイスト)はいわば「着流し」的ではございませぬか。

2 件のコメント:

ロケツ さんのコメント...

金子兜太がいました。
「木曾のなあ木曾の炭馬並び糞る 兜太」なんて縄文的?でさえあります。

>世の中のこのところの流行り(大衆の、とりわけ若年層の選好するテイスト)はいわば「着流し」的

皆が同じ方向を向いている(ように見える?)というのはつまらないといえばつまらない、ですね。

tenki さんのコメント...

はい。土俗はどんどん時間を遡行して、縄文とかアニミズムとかがキーワード(なにかと言えばこれが出てくるのも、どーなの?と)

一方、いまは、(言い方を換えれば)メローなAOR俳句がウケるようです。

で、多数派は「昭和歌謡」俳句のように思いますが。