結社『街』のイヴェントで横浜まで出かけ、「俳句相撲」という団体戦の句競べ(ルール等、詳しく知りたい人は『街』の人に訊いてください)に参加。ひとりずつに席題が割り振られて、句をつくり、選を競うのですが、「その題だけはイヤだ」と思っていると、それに当たってしまうのが世の常でござんして、私に与えられた題は「ハロウィーン」。
つくったことがないし、つくる気ゼロ、これからも一生つくることがないと思っていた題でつくらねばならないときの気持ちって、わかりますか?
(くそったれ。世界よ終わりやがれ)
でも、つくるしかない。「ハロウィーン? それではみなさま、さようなら」と帰るわけにもいかんでしょう?
というわけで作句にとりかかったのですが、どう対処するかに、ふたつの方法がある。
1 わけのわからん句をつくる
2 すっと身をかわす
どうでもいいという作句態度は同じですが、出来上がる句はずいぶんと違ったものになる。
「1」はつまり、「ハロウィン菅井きん」でもなんでもいいから、前のめりに失敗する。
けれども、こういう席で前のめりに倒れると重傷を負う、というのが相場です。顔じゅう血だらけ。
だから、「2」を選んで、
ハロウィンの電車に乗ればすぐ寝息 10key
こういう句なら、得るものはないけれど、傷は浅い。
ところで、なぜ、「ハロウィーン」で句をつくる気がないのか?
興味がないから。
じつにシンプルです。いつもどおりシンプル。きわめて単純に暮らしております。
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