俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2017/08/03
■いま書くものは、いま以外に書けるわけがないのだから
「いましか書けないものを」などという
空疎なフレーズ
を信じてはいけない、踊らされるなよ、ということかな?
短く言うと。
≫
福田若之:いましか書けないもの
http://hw02.blogspot.jp/2017/08/blog-post.html
短く言ったり単純化したりしちゃいけないんだろうけど(だから、福田若之は937文字も費やした)、いま=かけがえがない=いまの直前・いまの直後・昨日・明日と代替不可能、ならば、何を書いても「いましか書けない」(いま書くものを昨日書けるわけがない;論理的に。明日書けるわけがない;もう書いてる)ものである、ということでもありましょう。
一方、今回の記事を歴史的に推理すると、若くして俳句を始め、「俳句甲子園」なる高校生イベントに参加した福田若之は、冒頭のような俳句クリシェ・文芸クリシェ・教育クリシェに、べったりとまとわりつかれて過ごしたはず。そら、いやにもなるし、警告も発したくなる(推理ですよ、類推ですよ)。くわえて、というか、だから、というか、彼の属した開成高校俳句チームが終始拒否してきたのが「高校生らしい俳句」なわけで、今回の記事は、そんな歴史的背景があると思うのですよ。
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