2017/08/18

■鰹のこと 『円錐』第74号より

一日が映画のやうでなく鰹  宮﨑莉々花

映画のような一日なんて、なかなかない(まだ、ないぞ、これだけの期間、生きてきて)。

句の帰着/展開先は「鰹」。どうしようもなく身も蓋もなく、鰹。

鰹のたたきでも食べてんだろうか。鰹は、どう調理しようが、あまり映画的ではない。


しらっと大胆に季語を置いた句は、かなり好みです。鰹も好きです。とくに戻り鰹。

掲句は『円錐』第74号(2017年8月10日)より。

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