空耳ならぬ空目という語が定着しつつある。老眼と老人ボケによる空目が私には増えてきたみたいで、
虹が脚をつかひ隣にをりにけり
おっ、カッコいい句、と思って、よく見たら、
蚊が脚をつかひ隣にをりにけり 宮本佳世乃
だった。
ファンタジーじゃなくてリアルをいきいきと描いた句であったわけで、でも、私は、虹も蚊も、どちらも愛し、どちらとも共にある。蚊取線香を炊くか炊かないかの違いはあるけれど。
(締めをちょっと凝ってみたが、大失敗こいた模様)
掲句は『オルガン』第10号(2017年8月8日)より。
【参考】相子智恵 月曜日の一句
http://hw02.blogspot.jp/2017/08/blog-post_14.html
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