2012/08/17

自由律俳句・断章【補足】

拙記事「自由律俳句・断章」後に、藤井雪兎さん(「層雲」同人)が解説を加えてくださった。
http://togetter.com/li/356730
(…)「うまくやったな」というパターンは当然出て来るわけでして。そうなると真似し出す人も出て来る。そしてそのパターンは広まって、やがて定着する。(…) 
なるほどです。私がかいつまんだ《規範→自由→自由の規範化》は、外(規範)との関係ですが、それよりもむしろ自由律俳句内部での《成功→追随→普及》。気取っていえば《モードの陳腐化》と捉えたほうが現実的で的確のようです。
今はその「自由律の定型」がそれなりにあり、昔より自由律俳句は作りやすくなったのですが、逆にそこから外れた句はあまり評価されなかったりします。
作句も評価もプロトコル化して(やたら「~化」を使ってますね)、固定化する。このへんは、いわゆる有季定型と同様の事情です。


一見して違いの際立つ2つのもの(今回は自由律と定型)の、共通するところを見ていくのもいいかもしれません。

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