某日。くにたち句会、無事終了。
句会後は、葉月さんのEUみやげのパスタ+わたくし製造のミートソースほか、わりあい肉々しいメニュー(嫁はんの仕業)。
デザートは、麗人川柳作家からの賜り物を、皆でいただく。わたくし、人生初カヌレ。
句会は例によって席題。「パイプ」というお題に並んだ句を見て思ったのは、まず、鉄パイプなのかパイプ煙草なのか、判然としない句があるということ(文脈で指定しきれいないケースがある)。
また、偶然か必然か、清記用紙の中で、富裕と貧困、資本家と労働者がせめぎ合っていたこと(イギリスの老若、社会階層の分断・対立が、ニュースを通し、衝撃をもってこちらにも迫ってきたせいもあるのでしょう)、たいへん興味深い。
「お金持ち(小金持ちを含む)俳句」をコレクションする身としては(≫参照)、そのへんにも目が行く。例えば、(他人様の句を引くわけには行かないので)拙句のオソマツサマになるが。
月涼しかりけりパイプ磨きをり 10key
小金持ちっぽい。鉄パイプなら話は別だが。
船底をパイプの走る溽暑かな 10key
こちらは労働。
パイプは社会を映す鏡のようですよ、英子さん〔*〕。
ちなみに、前掲のカヌレは、正真正銘、お金持ちの香りがしました。芦屋の豪邸の香り(行ったことないけど)。
最後に今回のバカ句(おなじみの「おばあさん」シリーズ)。
炎昼をパイプ担いでおばあさん 10key
〔*〕英子さん=今回、「それ誰?俳句」に登場した40代女性。
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