青蛙ほどの重さや顔パック 杉山文子
青蛙を顔に貼り付けたことがあるような物言いが、可笑しい。
実際そんな素敵な経験があるのであれば、顔パックでそれを思い出すのも不思議ではないとはいえ、なんだか可笑しいし、経験がなく想像だとしたら、重さの比喩、重さの単位に「青蛙」は可笑しい(1アオガエルは何グラムだろう?)。
おそらく重さは「軽さ」のイメージで、顔パックをしながら、小さなかわいらしいカエルのことを思っているという句。
そういえば、顔パックから目だけ見えるところ、カエルの顔に似ていなくもない。
なお、ニホンアマガエルは体表から毒を分泌しているらしいので、絶対に顔に貼り付けてはいけない模様。
杉山文子『百年のキリム』(2016年10月/金雀枝舎)
≫http://hiniesta.blog42.fc2.com/blog-entry-22.html
0 件のコメント:
コメントを投稿