俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2017/05/31
■酢海鼠 『クプラス』第3号より
同時代生きてくれたる海鼠に酢
杉山久子
生きてくれたんだけれども、いまはもう死んでる。切り刻まれて、酢のものに。口の中へ、胃袋へ。
口調は心優しいが、つまりは酷薄。
この種の酷薄は、俳句がいいかんじに機能する領分であります。
掲句は杉山久子「穴」より:『クプラス』第3号
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2017/05/14_36.html
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