八月某日。
広渡敬雄さんが角川俳句賞受賞の報。その翌日に届いた『沖』を、なんだろう?とめくると、広渡さんが週俳がらみで上田信治さんの100句(超新撰21)と『けむり』を取り上げてくださっている。このタイミング。悦ばしき偶然。
受賞のお祝い、そして句集紹介記事への感謝をハガキに書き、投函(一石二鳥のハガキ、という言い方は日本語として、ちょっとおかしい)。
yuki 氏も広渡さんにお目にかかったことがあるはずと思い、受賞のことを話題にする。「ほら、週俳のオフ会とかで…。いつもニコニコしている…」と説明すると、「ああ、あの?」と、わかるから、すごい。広渡さん・イコール・ニコニコ、なんだなあ。
九月某日。
週刊俳句・第280号に(って、ぜんぜん某日じゃないんだけど)、「るふらんくん」の10句と井口吾郎 さんの「沢庵自慢」10句。ロボットと人名回文句というユニークな(つまり変態的な)セット。当初、るふらんくんだけで行くはずが、思いがけず吾郎さんから入稿。じゃあ、セットだろう、と。これも偶然がもたらした愉快。
この号には、「郷愁 小池康生句集『旧の渚』の一句」を書きました。(≫読む)
九月某日。
週刊俳句・第281号に(って、ぜんぜん某日じゃないんだけど)、「真説温泉あんま芸者 第10回 引用のマナー 法や規則の以前に」を」を書きました。(≫読む)
(もうお気づきでしょうが、「消息」も兼ねています)
ついでにお伝えすると、ウラハイに、「俳誌拝読 『静かな場所』No.9(2012年9月15日)」を書いています。(≫こちら) じつは、この記事に載せた写真、自分でちょっと気に入っています。
九月某日。
掲載場所を募集したものの(≫俳句、載せてください)、みごとにどこからも声がかからなかった「俳風昆虫記〔夏〕」。企画として、おもしろいと思ったんだけどなあ。
週刊俳句に相談しようかと迷っているうちに、いくにちか過ぎ、夏は過ぎ。
それでも、自分でいじくっているのは好きなので(昔のプラモデルみたいな感覚)、100句あまりを紙に並べて、小一時間。
九月某日。
新宿伊勢丹で「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」という絶対に憶えられない名前の店のバウムクーヘンを買い、それをおみやげに某所へ。
で、京急って、東京西郊に住んでいると、あんまり使うことがないのだが、プラットフォームのベンチに坐って、この電車をじっくり見ていると、どんどんかわいくなってくる。ファンが多いの、わかるわ。
九月某日。
神田・西田書店に、自分の句集『けむり』の在庫がどれくらいか確かめがてら(もし邪魔になっていたら引き取るつもりで)立ち寄る。某俳人2名様も偶然そこに。数十分のよもやま話が愉しい(ちょこっと重要な話もあったりする)。
で、『けむり』は、思っていたよりも在庫が少ないことがわかり、自宅にあるぶんを大事にしようと思ったことでした。
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