予約したDVDをTSUTAYAが2本ずつ郵送で送ってくれるサービス。その2本に勝ち負けを付けるという、ヘンテコリンなシリーズの第18弾です。
ボビー・フィッシャーを探して スティーブン・ザイリアン監督/1993年
ガールファイト カリン・クサマ監督/2000年
「ボビー・フィッシャーを探して」はチェスの天才少年の話。実話をベースに素晴らしい才能、素晴らしい人格を描くのが、アメリカ人は好きですね。で、だいたいはそこそこの出来栄えになるってのはやはりアメリカ映画の地力でしょうか。考えてみれば、実際に素晴らしく生きた人をモデルにしながら、ダメな映画を作ってたんじゃあ、リアルな冒瀆になってしまうわけで、そのへんは覚悟したうえで映画化するのでしょう。
チェスの世界は知らないのですが、対戦シーンの見せ方がスペクタクル。公園の賭けチェスの強者(ローレンス・フィッシュバーン)なども含め、実話にしては「ほんとに? まあ脚色だろうな」という、物語的な材料が揃ってもいて、飽きません。
「ガールファイト」は、17歳の女子高生がボクシングにのめり込んでいく話。主役のミシェル・ロドリゲス目当てに借りた映画。
そう、あの「マチェーテ」 (2010)のミシェル・ロドリゲス。「ガールファイト」はデビュー作らしく、二十歳そこそこ。「マチェーテ」のような眼福シーンを期待すると、ちょっと物足りない。
映画自体は、意外にマジメで(というと悪いか。でもいかにも企画モノっぽい設定でしょ?)、感じのいい映画。
そこで勝敗ですが、「ガールファイト」は、恋人との試合になってしまうという展開は、ちょっと無理があるかなあ、と。「ボビー・フィッシャーを探して」の辛勝。どちらも、観て損、という感じはありません。よく出来ていて、楽しめます。
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