2012/09/24

パイナポー

大石雄鬼さんの句集『だぶだぶの服』がたいへんな面白さで、そのことはどこにも書かず、ここにも書かず、独り占めしておきたい気分でもあったのですが、そうもできなくて、こうやって書いているわけですが。


愛の巣のパイナップルが立つてをり  大石雄鬼

すでに知っている句も集中にいくつかあって、この句もそのひとつ。

この句、憶えている人・知っている人は少ないかもしれませんが、週刊俳句で、川柳作家と俳人の競詠企画に寄稿してもらったなかの一句。柳人は、なかはられいこさん。

競詠は、こちら。まだ画像ではなく横組。週俳の草創期ですねえ。

で、この読後の感想などを遠藤治さんと私で語り合った記事が、これ(↓)。

第16号・柳×俳 7×7 「二秒後の空と犬」「裸で寝る」を読む(上):週刊俳句 第17号 2007年8月19日
第16号・柳×俳 7×7 「二秒後の空と犬」「裸で寝る」を読む(下):同 第18号 2007年8月26日


大石さんの作品については(下)のほうで語り合っています。

なつかしい。当時も、パイナップルの句がお気に入りだったのですね。私も遠藤さんも。


『だぶだぶの服』については、まだもっと、どこかで書くと思います。今日のところは、パイナップルの思い出だけ。


【追記】
大石さんの話題で言うのもなんですが、この競泳、 なかはられいこさんの7句、いまさらながら、むちゃくちゃにおもいろいですね。読むドラッグに近いわ。

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