空虚のなかに生きること、それは、革命、音楽、そして死の常なる潜在的現前を承認することなのだ。「一人の貧しい少年に、ロックンロール・バンドでプレイすること以外に何ができるだろう」(『ストリート・ファイティング・マン』ローリング・ストーンズ) 真の革命的音楽は、革命を歌う音楽ではなく、それを欠如として語る音楽だ。この箇所まで読んで、当然のように、「ストリート・ファイティング・マン」を聴いてみようとする。レコード棚を探すのではなく、YouTubeで検索(なんと便利で安易な暮らし!)。
ジャック・アタリ, 1977『音楽/貨幣/雑音』(金塚貞文訳・みすず書房)
引用したロックっぽい文言をスマートに読解するよりも、ある種ロック的気分が醸されれば、(悲観でも皮肉でもなく)それで良しとする。
というわけだから、ふだんそれほど聴くわけでも思い入れがあるわけでもないローリング・ストーンズをもう1曲。1969年のハイドパーク。
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