猫の句は作らないと、いつかここに書いた。猫の句を読んで、いいな、面白いと思ったことがあまりない。どちらも個人的な事情だと思う。猫は親しく近すぎるので。
猫に眉描いて無職に陽が落ちる 板垣孝志
猫は自由で気まま。眉を描かれようが描かれまいが。
無職もまた自由気ままなのか。よくわからない。それでも日に一度陽は落ちる。《日にいちど入る日は沈み信天翁 三橋敏雄》というわけで。
掲句は『ことばの国の猫たち』(猫川柳アンソロジー/大本朱夏監修/2016年2月/あざみエージェント)より。
問い合わせ≫あざみエージェント・ウェブサイト
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