もうちょっとマシな邦題はなかったのか、いい映画なのに残念、というケースは多々あって、『ヤギと男と男と壁と The Men Who Stare at Goats』(2009年/グラント・ヘスロヴ監督)も、そう。
ジョージ・クルーニー 、 ユアン・マクレガー 、 ジェフ・ブリッジズという大好きな俳優陣、ケビン・スペイシーという大好きじゃないけど巧い俳優の共演。
ニューエイジ(ニュー・サイエンス)にハマってそのままどっかに行っちゃった人たち(映画ではヘリコプターでジョージ・クルーニーとジェフ・ブリッジズが)は、当時のアメリカにはたくさんいたのでしょう。
シニカルな戦争コメディ。なのですが、その冷笑の先が何かというと、単純ではなく、なおかつ心優しく楽観的。気持ちよくこんがらがった印象を残してくれる映画でした。
なお、冒頭に示されるように、実話が元。現実にこんなもの(超能力部隊)があったという、それこそがなによりのコメディ。
余談ですが、ボストンを「クラシカル・ロック」と呼んでいた。聴かなかったバンドだけど、ラスト近くに流れる「More Than a Feeling」はさすがに知っている。
それにしても、ボストンのこのヒット曲が40年前、ニューエイジはもちろんそれよりももっと前。ずいぶんとたくさんの時間が過ぎ去ったものです。
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