2008/09/24

英国放送協会


BBC(英国放送協会)は、特別な放送局だと思う。

といっても、なにかいろいろ知っているわけではない。ロックやそのあたりのアルバムには「BBCライブ」がかなり多い。NHKライブとか聞いたことがないし、アメリカの放送局でのライブ盤も聞いたことがない(もちろんあるのかもしれないが)。そういうわけで、BBCというのは特別なんだな、と思う。

Wikipediaを読んでみると、英国政府からの独立性のことが印象的だ。

第二次世界大戦中もイギリス軍を「我が軍」とは呼ばず、アメリカ同時多発テロ事件を「テロ」でなく「攻撃」と呼んだ。(上記Wikipedia)

独立性・中立性の基盤となっているのが「受信料制度」で、BBCのこのシステムが世界中に広がったそうだ。日本放送協会(NHK)も受信料制度。しかしながら独立性・中立性はない。このあたりの事情は、BBCとの比較も含め『視聴者が動いた 巨大NHKがなくなる』(田原茂行)に詳しい。

イギリス人というのは、「ものごと、ほうっておいたら、グズグズ、グチャグチャになっちゃうでしょ? やっぱ、ちゃんとしなきゃいけないところはちゃんとしなきゃ!」という感じの仕事をしてくれる人たちだと、勝手に思っている。


※写真は、カーティス・メイフィールドのBBC Radio 1 Live In Concert。数あるこの人のライブ盤のなかでも、一等好いているアルバム。

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