スイッチが入る、という言い方がある。何かを読んでいて、観ていて、聴いていて、ぱちんとスイッチが入るときがある(巷間使われているのとは違う意味かもしれない)。
その瞬間について説明しようと思えば説明できるのだろうが、自分にとてはスイッチが入ったことが重要で、「なぜ」はあまり意味を持たない。
なぜか知らなくてもスイッチは入るし、むしろなぜだかわからないことのほうが、入る。
写真は、黒田硫黄の「大日本天狗党絵詞」第一巻、扉は数えずに6ページ目、コマ数でいえば24コマ目。口から鴉が飛びだしたその瞬間、
はちん、
とスイッチが入り、物語にすぽっとはまって、そのまま。
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