2016/07/18

■髙柳克弘『寒林』を附箋だらけにした

読み始めてすぐ、附箋の色分けを使いたくなり、お気に入り(従来のピンク)の別に、分類や要素を見ながら、結局、4色使い、5種類に。


ちなみに、各附箋の目安は、ブルー:概括、黄色:乱暴、グリーン:視座。どれも自分にしかわからない鍵語。さらに四角い附箋は別枠でメモ。二度目を読むときは、これをさらに腑分けする手も。



第一句集『未踏』から、変化があるように思いました。ある部分の増幅かもしれません。この変化・増幅が、私にはとてもおもしろい。

『未踏』は、「好き」とは断言できなかったけれど(もちろんりっぱな句集です)、この『寒林」は、断言できそう。趣味嗜好的にうけつけない句はたくさんあるけれど、これ、好き。

具体的に句をあげたり、何がおもしろいかは、ここでは言わないけれど、ひとつだけ。季語が、しばしば、ヘンと絶妙の微妙なとこをついてくる。そんな瞬間、えらくコク深いのですよ。


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