今回の参院選、自民党支持率・年代別を上から並べると(日経出口調査)、
20歳代 43.2%
30歳代 40.9%
18~19歳 40.9%
若い人ほど自民党支持という傾向。
オトナ・年寄りがSNSでさかんに「若者よ、自民が勝つと日本がやばい、投票に行け!」とアナウンスしていたけど、皮肉な結果。
要因が背景はわからない。事は単純ではない。想像するに、憲法や戦争や人権といったテーマにそれほど切実感がないと同時に、いまの世の中をギリギリでいいから維持してくれるのは自民党だという判断が優勢なのかもしれない。言い換えれば、多くを望まない。オルタナティヴ(野党勢力)で一か八かチャレンジする時ではない、という判断。「勝ち過ぎはよくない」といった「バランス感覚」的配慮もそれほど働かなかったのだろう。
猿丸さんがタイミングよくキンクスの曲 Young Conservatives をツイート。
https://twitter.com/micropopster/status/752523986928431104
革命はオワコン♪(註:ネットスラング)
怒りは姿をくらまし
反逆なんてもう古い
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話変わって、例をふたつ。
トンデモさんA 「神武天皇は実在」の三原じゅん子氏
トンデモさんB ユダヤ陰謀論、人工地震、不正選挙、EM菌、ホメオパシーetc、トンデモてんこ盛りの三宅洋平氏
どちらを支持するか(当選落選の違いはあるがどちらも一定の支持を集めている)、あるいは、どちらにゲンナリするか、といった選択が存在するかに見えて(いわゆる右vs左)、いや、そうじゃなくて、これはもう、どちらもアウトでしょ、と。
気分がどんよりしてしまう点、どちらも同じだけど、どちらのトンデモが、私たちの暮らしに大きく覆いかぶさるかといえば(もちろん悪い意味)、三原氏のほう。理由は簡単で政権担当政党の所属だから。加えて、神武うんぬんは、政権与党の「日本会議」的成分の一端という点。
ちなみに、発言だけで言えば、神武以来の(神話って言うなら神話を含めた)日本の歴史を踏まえた憲法というのがあっていい、という三原氏のほうがまだマシ(賛否ではなく、トンデモ度という点で)。
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社会がいろいろな方向に引き裂かれて、格差とも階層とも違う、新しい「溝」ができてしまった感。
「とっくに終わってるんだよ」的な諦観、虚無に逃げこむのも癪だし。
どうしましょうね、ほんと。
バカみたいに、健やかに、心優しく、愉快に。同時に、冷静に。
俳句的信条と生活信条の一致かな、個人的には。
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