《切れ》のある川柳を作っても何も言われないのに《切れ字》を使うと即NGとする向きがあるのはなぜだろう? 川柳の基本は一句一章なのでどちらも不可、ならわかるけど、なぜ切れ字だけ槍玉に? 強すぎるから? 切れ字なしで下五で切れる句ならいいの? うーん???— 朝妻久美子 (@mewmew575) 2016年8月3日
普段「川柳にはルールなんてない」と自由な文芸を標榜しているにもかかわらず、切れ(切れ字)に関しては今も多くの方が禁忌とされている。連句、前句付けに続く川柳250余年の歴史の中で引き継がれることのなかったものは他にもあるのになぜだろう。川柳のアイデンティティは切れないこと?— 朝妻久美子 (@mewmew575) 2016年8月3日
川柳には「切れ」や「切れ字」」を忌避する傾向があるんですね。言われてみれば、そう。
「前句付け」という伝統からすれば、たしかにそうなんでしょう。
川柳を読んで、全般に散文的処理が多いと感じていましたが、「切れ」のなさとも少し関係があるようです。
ところで、俳句にもいろいろな忌避があり、ルールというものがあります。
「切れ」がなきゃいけないとか。
季語がなきゃいけないとか。
五七五が望ましいだとか。
ルールは、大いにあっていい、なきゃダメ、というのが私のスタンスです。
じゃないと、反則技が使えない。
ルールがないと、反則そのものが存在しなくなる。反則のない世界とは、きっと死ぬほど退屈でつまらない世界でありましょう。
つまり、俳句は、なんでもアリ、なのであります。
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