俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2016/12/19
■揺れる 『なんぢや』第35号の一句
『なんぢや』第35号(2016年12月10日)より。
冬近し貸しボート屋に鳴るラジオ
鈴木不意
所在なげなボートの揺れとラジオの音の揺れ。
連作「先生一人」10句には、ほかに。
ホテルからホテルの見ゆる野分かな
同
ビルとビルを詠む句は多いのですが、「ホテル」と特定するだけで、気分が出ます。
障子貼りきつねうどんの昼が来て
同
ああ、いい昼。
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