『俳句と超短編』第4号「甘い果実 苦い真実」。
冒頭に「短い文芸に共通する魅力を楽しむために、俳句(3句)and/or超短編(1編、500文字以内)という規定で作品を募集」とあります。
「掌編」とせずに「超」を付けたのが現代的。「超みじかい」といった口語も連想させます(「俳句と掌編」じゃあ昭和文学ぽいもんね)。
さて。
月光に白し吾が手も合鍵も 堀田季何
合鍵の物語性よりも、視線の落とし方、視野の絞り方に注目。
超短編では、鳥栖なおこ「ケガレドリドリ」に奇妙な味。サキの短編「トバモリー」を思い出した。
ゲストコーナーの、
従業員拍手攻めなるわが誕生日揺らめく栗 榮猿丸
猿丸さん内部に字余りブーム到来?
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あと、体裁で。
超短編部分、字間・行間がページによって異なる(みごとにバラバラです)のは、書物に関して保守主義で機能美をもとめる私には、かなりの違和感。
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